ペーター・レーゼル氏プロフィール
1945年にドレスデンで指揮者と歌手の家庭に生まれ6歳でピアノを学び始めた。モスクワに留学しモスクワ音楽院でドミトリー・バシキーロフとレフ・オボーリンに師事した。在学中1966年のチャイコフスキー国際コンクールに出場し6位に入賞したほか、1968年にはモントリオール国際ピアノコンクールで2位に入賞した。現在はドレスデンに在住し、母校のドレスデン音楽大学で2012年まで教授をつとめた。これまでに5つの全ての大陸の40を超える国々で演奏を行っている。共演した主要なオーケストラにはニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、デトロイト/ミネソタ/トロント/モントリオール交響楽団、BBC交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデンなどがある。著名な指揮者はヘルベルト・ブロムシュテット、シャルル・デュトワ、ベルナルト・ハイティンク、ギュンター・ヘルビヒ、ドミトリー・キタエンコ、クルト・ザンデルリング、ユーリ・テミルカーノフ、クラウス・テンシュテット、朝比奈隆など。1970年からクルト・マズア指揮によるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との世界ツアーにて200回を超える公演を行った。
2005年にはドレスデン音楽祭で紀尾井シンフォニエッタ東京との共演によりベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を演奏した。この縁がもととなり2007年4月に日本では30年振りとなるコンサートを紀尾井ホールで開催した。さらに2011年秋には4年に渡るベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を終え、その最終日となった同ホールにての演奏の録音は2012年にCDで発売されている。2009年にはKunstpreis der Stadt Dresden 2009(ドレスデン市芸術賞)受賞。
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