ドイツの巨匠ペーター・レーゼルは日本でも高い人気を誇り、度々来日してリサイタルを開催しています。その多くは紀尾井ホールの運営母体である新日鐵住金文化財団による招聘のようですが、今回はマエストロ増田とジャパン・クラシカが中心となって招聘致します。(実際には、法人格をもたないアマオケがビザの申請をしても通らないため、マネジメント会社を通しての申請になりますが)
我々のようなアマオケがほぼ単独でレーゼルのようなスーパースターを招聘するのは異例中の異例と思われますが、何故このような素敵な共演が実現できたのでしょうか?
それは、マエストロがマックス・ブルッフゆかりのLohオーケストラゾンダーズハウゼンの音楽総監督を務めていた時のこと、ブラームスの1番のコンチェルトを共演するためにドレスデンから当地へやって来たレーゼルは、リハーサル時間を間違えて知らされていたために十分なリハーサルが出来ず、一回の合わせのみで演奏会に臨みました。しかしマエストロ増田とレーゼルとの相性は素晴らしく、本番では満足のいく演奏が出来たそうです。それ以来、ラフマニノフ、チャイコフスキーの協奏曲を共演するなど、折を見て親交を深めてきたお二人が、今回初めて日本で共演を果たすことになったというわけです。
どうですか、こんな素晴らしい再会の機会に居合わせることが出来るなんて、とても素晴らしいことではありませんか?今からレーゼルとの共演が楽しみでなりません。
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