2019年7月22日月曜日

Die Keile(カイレ、楔)

昨日はマエストロの2回目のリハーサルでした。
コンチェルトの第4楽章は1フレーズずつ丁寧に表現を擦り合わせていきます。

ベートーベンはKeile(楔)*の表現にこだわりながら、各パートのアンサンブルを確認しながら、そしてフレーズの歌い方を合わせていきます。



3楽章のトリオはホルンの聴かせどころ。


4楽章は落ち着いたテンポでしっかり楽器を鳴らして、心地よい練習になりましたが、本番に向けて段々テンポアップしていくでしょうか…(^_^;)



*Keile
レオポルト・モーツァルト著「ヴァイオリン奏法」によると、
「作曲者がしばしば書く音符の中には、ひとつひとつの音を強くひいて、互いに区切って演奏してほしいという音符がある。このような場合、作曲者はこのように演奏してほしいという気持ちを、音符の上または下に短い縦線を記入して示す。」
とあります。これは単なるスタッカートとは似て非なるものですね!

ベートーベンの交響曲が最初に出版されたブライトコプフの旧版では、出版社がベートーベンが再三に渡って手紙を出してリクエストしたKeileの記号が反映されませんでしたが、原典版として出版されたベーレンライター版とブライトコプフ新版ではベートーベンの意図が反映されています。

2019年7月17日水曜日

マエストロ登場!

3連休の最終日、海の日のリハーサルは、増田先生とオケの初合わせ練習でした。ここから新しい音楽の時間が始まるということでワクワクする瞬間です。



下振りの先生、トレーナーの先生の指導と異なり、本番指揮者の初合わせでは「テンポ」が一大関心事の1つとなります。それはテンポが速いのか遅いのか、あるいは場面転換のところでどうやるのか、など色んな意味を含みます。

ベートーヴェンの交響曲第8番では、オケメンバーが準備してきたテンポの方が速かったようで、最初はだいぶ混乱しましたが、ここのフレーズはここを歌いたいからこのくらいのテンポ、というような示唆に富んだメッセージを頂きながら、徐々に全体像が見えてきたように思います。
月末のリハーサルにはチェロの丸山先生も登場の予定ですので、いい準備をして臨みたいと思います。

なお、演奏会のチケットは以下のリンク先にあるイープラスのサイト、またはFamiポートにて絶賛発売中です。イープラスの「スマチケ」は発券手数料が無料となり、お得です。

https://eplus.jp/sf/detail/2898540001

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2019年7月6日土曜日

練習始まりました

本日より、第11回定期演奏会に向けてリハーサルを開始しました。初回はトレーナーの澤橋先生と共にベートーベンをみっちりと。
まだテンポ感が共有できていないシーンも見受けられましたが、良い準備をしてシーズンに臨むことができたように思います。
ここから仕上げていくのが楽しみです。