2018年5月26日土曜日

指揮者:増田宏昭

増田宏昭氏プロフィール


東京藝術大学音楽部ピアノ科卒業後、同大学大学院指揮科へ進み、指揮法をカール・アウグスト・ビュンテ教授に師事する。1983年、文化庁海外派遣員としてドイツにり、バイエルン国立歌劇場にてヴォルフガング・サヴァリッシュ氏、ジュゼッペ・パタネ氏、リヒャルト・トリムボルン氏のもとでオペラの研鑽を積む。 1985年、コブレンツ市立歌劇場のバレエ・ピアニストとして契約。同年、プロコフィエフのバレエ「ロメオとジュリエット」を指揮して脚光を浴び、1987年より同歌劇場の首席指揮者として数多くの作品を手掛ける。1993年、ザールランド州立歌劇場にて「ラ・ボエーム」「アイーダ」を指揮し、同歌劇場の首席指揮者に就任、2002年にノルトハウゼン歌劇場およびLOHオーケストラ・ゾンダーズハウゼンの音楽監督に就任、オペラやオーケストラの演奏会など、多大な指揮活動をこなした。2004年の同オーケストラとの日本公演では、フィオレンツァ・コッソットと共演した「アイーダ」が特に注目を集め、マーラーの「交響曲第5番」はライブ録音のCDも発売されて、ドイツでも高い評価を得た。また、各地で客演指揮者として活躍している。特にスイス、バーゼル歌劇場での「オテロ」の客演は好評を博した。中国では北京国立管弦楽団をはじめ、上海、青島、天津の各市立管弦楽団を、台湾では台湾国立管弦楽団などを指揮。日本では二期会、新国立劇場を始め、多数のオペラ団体と共演している。台湾ではショパン国際ピアノコンクールの審査員として最終コンチェルトを指揮、イタリアではミラノ・クラシカを指揮した。その後イタリアでは、2011年の秋にもバーリ市立管弦楽団から招聘された。さらに、指揮活動のかたわら、ドイツ、マックス・ブルッフ協会の首席として尽力し、2010年の冬には彼のピアノ伴奏による初の歌曲集のCDが発売され、同協会から名誉会員の称号を得た。

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